いい汗と悪い汗?
私たちがかく汗には違いがあるのをご存知でしょうか。
サラサラしている汗もあれば、なんだかネバネバしている汗もありますよね。
この汗の違いは何?ということで、今回はそれぞれの汗の違いと良い汗をかくための習慣作りについてまとめました。
良い汗はサラサラ、悪い汗はネバネバ・・・
人体が汗をかく目的は体温調節です。
人の体の皮膚にはエクリン腺といわれる汗腺があり、運動などで体温が上昇すると、血液からつくられる汗のもとを発汗し蒸発させることで体温調節するようにできています。
日本人の場合は、春先から次第に発汗量が増え、夏の体温調節の準備に入るそうです。
しかし、最近はエアコンなどの普及で、汗をかく機能が高まらないまま夏を迎える人も多くなっています。
このような人は、体の表面からは塩分濃度の高いネバネバの汗が出るため、外出や運動を控えがちになりやすいそうです。
そうすると、よけいに体温調節の発汗機能が季節対応しなくなり、真夏時に夏バテや熱中症になってしまいます。
良い汗(サラサラ汗)をかくためには
夏場に熱中症や夏バテをしないためには、早い時期からよい汗をかくための習慣や準備を行うことで、夏場には基礎対応力をつけることができます。
良い汗をかくための生活習慣
- 朝や夕方などの涼しい時間帯に、軽く汗ばむ程度のウォーキングの習慣をつける
- ウォーキングや運動前に軽く水分(クリクラをコップ1杯)を補給すると汗をかきやすくなる
- 食後やおやつの後には、冷たいお水ではなく、温かい飲み物を必ず飲む
- 流れ出る汗は必ずまめに拭き取る(吹き出る汗は拭けば拭くほど発汗機能が上がるそうです)
※ウォーキングや運動が難しい方は、1日2~3時間エアコンを止め窓を開けて、自然に汗ばむだけでも効果はあるそうです。
良い汗をかく習慣作りと体力アップのウォーキング
良い汗をかくためには朝夕の涼しい時間帯のウォーキングがベストということですが、少しウォーキングに慣れてきた時にお勧めしたいのが、短時間で汗をかく体質ができ、更に体力が増強できる「インターバル速歩ウォーキング」というものです。
インターバル速歩ウォーキングとは、最初の歩き始めをゆっくりと歩き、身体が少し温まったら、隣の人と軽く会話ができる程度にスピードをあげて歩く方法です。
この早足を数分間行い、また普通のスピードに戻しこの繰り返しを行うと、発汗機能は効率的に上がるそうです。
早足のポイントは大きく腕を振ることだそうです。
ぜひ実践するときは、クリクラの水を飲みながらしっかりと水分補給をしてください。