肌の痒みの原因は?
だんだん肌寒くなってくると、「なんだか肌が痒くなってきた・・・」と感じる方も多いのではないでしょうか。
寒くなるにつれて肌が痒くなる原因は「皮脂欠乏症」による場合が多いようです。
しかし、それとは別に内臓疾患が原因で痒くなることもあるのだとか。
今回は侮れない冬の痒みについてまとめました。
皮脂欠乏症とは?
皮脂欠乏症とは、皮膚をおおっている保湿の役割をする皮脂が減っている状態です。
この状態で空気が乾燥していると、腕まわりやすねまわりが痒くなってしまいます。
特に冷房や暖房が行き届いた部屋では一段と乾燥してしまい、マンションなどでは湿度が40%以下になることもあります。
「我慢できない!掻いてしまえ!」と思うまま掻いてしまうと、乾燥している皮膚は強く刺激を受けてしまうので、より神経が刺激されたり、痒みを誘発する物質が増発されたりして、一度掻くと止まらなくなってしまいます。
そこで対策ですが、まずは生活習慣の見直しから始めましょう!
皮脂欠乏症からくる肌の痒み対策
1.入浴
・高温のお風呂は皮脂が落ちやすくなるので、高温の長風呂は避ける
・石鹸やシャンプーは低刺激のものを使い、ごしごしと強く洗わない
・入浴後は保湿用のクリームで手入れをする
2.衣料、洗濯
・冬場はセーターなどチクチクしたものや、刺激のあるものは痒みを誘発するので、出来るだけ綿製品などの刺激が少ないものを使用する
・洗剤、漂白剤も残留すると皮膚を刺激するので、洗濯のすすぎを十分にする
内臓疾患からくる肌の痒み
皮脂欠乏症とは別に、内臓疾患でも肌の痒みは引き起されます。
例として、体などには異常はないが、頭皮などが痒くなる症状に「皮膚そうよう症」という病気があります。
原因は加齢やストレスのほかに、肝臓や腎臓の疾病・ガン・糖尿病でも起こるようです。
しかし痒みひとつで、皮脂欠乏症と内臓疾患の痒みを見分けるのは、素人ではなかなか難しいです。
ですので、保湿クリームやスキンケアを心がけても痒みが改善されない場合は、専門医の診断を受けましょう。