妊娠中に太りやすい原因は?~おすすめの運動のご紹介~
妊娠するとお母さんの体重は、1週間で約0.3~0.5kg増えるといわれていて、トータルでは、平均して7~12kgの体重増加が理想的だそうです。
赤ちゃんを健康に育てるための体重変化ですが、急激に増えすぎるのも注意が必要。
母子の健康のためにも、適度な体重変化に留めたいですね。
そこで今回は、体重が増える原因と妊娠時でも出来るおすすめの運動についてまとめました!
妊娠すると体重が増える原因は?
赤ちゃんに栄養を与えるため
妊婦さんの体重が増える原因の1つは、体の血液量の増加です。
お腹の中の赤ちゃんに栄養を与えるためには、妊婦さんの体は普段の血液量よりも約50%ほど増えるといわれています。
また、ホルモンの分泌にともない脂肪も普段以上につきやすくなるため、自然と体重は増加していきます。
つわりと食べつわりの影響
つわりとは、妊娠初期にみられる吐き気で、食欲が出ないという症状です。
一方、食べつわりとはその逆で、胃が空っぽになると気持ちが悪くなってしまうため、空腹感を避けるために食べ過ぎてしまう症状。
とくに妊婦さんは自分の気が付かないうちにストレスが溜まりやすいので、お菓子などの甘いものをついつい食べ過ぎてしまうことが多いそうです。
妊娠の影響とはいえ、1日に必要なカロリー以上の食事を摂取してしまうと、大幅な体重増加につながってしまうので注意が必要です。
運動不足
妊娠を機に仕事を休職したりすると、普段以上に体を動かす機会がなくなってしまいます。
また、つわりの影響でなかなか体を動かすことが億劫になることもあるでしょう。
しかし、必要以上の脂肪がつきすぎてしまうと、産道が脂肪によって狭くなってしまい、赤ちゃんに悪影響を及ぼす危険性もあります。
またお母さんにも、お腹に肉割れのような妊娠線が出来てしまうことがあり、一度出来てしまうとなかなか消すことが難しいので注意が必要です。
妊娠中だからこそ、健康的な体を維持するために、適度な運動が必要です。
ただし、常にお腹の赤ちゃんや自分の体調と相談しながら行うことが大切になってきます。
妊娠中にやってはいけない運動
妊娠中に適度な運動は大切ですが、普段運動をしてこなかった方が、いきなり激しい運動をすることはあまりお勧めできません。
妊娠中のスポーツは、安定期に入る16週以降に行うと良いとされています。
ただし、体に衝撃が加わる可能性のあるスポーツや、体を瞬発的に大きくひねるような動きも適していません。
避けるべきスポーツ
・瞬発的な力を要する球技全般(野球、サッカー、バスケットボール、バレーボール等・・・)
・登山、サイクリング、縄跳び、スケート、スキー、激しい筋トレ、短距離走、等・・・・
妊娠中におすすめの運動
ウォーキング
一番身近で簡単な運動がウォーキングです。
とくにお金をかけずに始められ、1人でも家族とも一緒に行える点がおススメのポイント。
きちんとした姿勢を意識して行うことでカロリーを上手に消費でき、体が温まることで腰痛やむくみなどの改善も期待できるので、まずはちょっと近くの公園やスーパーまで気分転換に歩いてみるのも良いかもしれません。
マタニティヨガ
妊娠初期から無理なく行える運動として人気なのが、マタニティヨガです。
体重管理の効果はもちろんですが、体の全体をゆっくり伸ばすことにより、血流改善の効果も期待できるため、妊婦さんの悩みで多い便秘や肩こり・冷え性などにも効果が期待できます。
マタニティヨガは多くの病院や地域の教室などで開かれていて、室内で行うので天気に関係なく行えるのもメリットの1つです。
また簡単なストレッチ方法が載っている書籍も今は多く販売されているので、外出が難しい方は、自宅で無理なく行うのもおススメですよ。
いかがだったでしょうか?
運動などで外出する時は万一に備え、すぐに連絡が取れるよう、携帯電話とかかりつけ産婦人科の診察券・母子手帳などを準備しておくと安心です。
ぜひ、ご自身にあったスタイルで運動を楽しんで行ってくださいね。