マスクをしていると喉の渇きに気づかない?~かくれ脱水について~
皆様こんにちは。
最近は、新型コロナウイルスの対策として、毎日マスクを着けることが習慣になってきているかと思います。
これから本格的な夏を迎えると、水分補給が大切な時期になりますが、「マスクをしていると喉の渇きに気づきにくい・・・」ということをご存じでしょうか?
今回のブログは、マスクを着けていることによっておこる「かくれ脱水」についてまとめました。
かくれ脱水とは?
かくれ脱水とは、脱水症状になっているにも関わらず、本人が症状に気がついていないため、水分補給などの対策を行えていない状態のことを言います。
強い日差しの屋外で脱水症状は起こりやすいイメージもあるかもしれませんが、風通しの悪い室内や、車の中といった所でも症状は起こりえます。
その為、熱中症になってしまう前に体の脱水のサインに気がつくことがとても大切です。
マスクをしていると喉の渇きに気づかない?
そんなかくれ脱水ですが、実はマスクをしているときにほど、なってしまう危険性があるそうです。
理由は、呼吸などでマスク内の湿度があがり、喉の渇きを感じにくくなってしまうからです。
湿度によって喉は渇いてないと勘違いをしてしまいますが、マスクの中は熱がこもりやすいので、無自覚にいつの間にか水分不足になってしまっていることがあります。
また自粛生活で、今年は例年に比べて家でのんびり過ごす方も多かったと思いますが、運動不足によって筋肉が減ってしまうと、体に溜めておける基本の水分量も少なくなってしまうそうです。
その為、喉が渇いてないと思っていても、こまめな水分補給を習慣づけることが大切になってきます。
かくれ脱水症状チェック! ~あなたは大丈夫?~
①手は冷たくないか
かくれ脱水のチェックとして、まず誰かと握手をしてみましょう。
脱水症状になっていると血液が手足まで行き届かないため、夏にもかかわらず手がひんやりと冷たくなってしまいます。
②手の甲をつまんでみる
手の甲や皮膚をつまんでみて、3秒以上たってもつまんだ形が元に戻らない場合は、皮膚の水分量が減ってしまっている可能性があります。
③爪の色をチェック
親指の爪を押してみて、白色から赤みが戻るまでに3秒以上かかってしまうと、血液の循環が手まで行き届いてない場合があります。
その他にも、舌が渇いている、口の中がねばつく、食欲がない・・・・などの症状も、かくれ脱水による熱中症の初期症状かもしれないので注意が必要です。
かくれ脱水を防ぐには
脱水症状による熱中症を防ぐためには、こまめな水分補給はもちろんですが、1日3食規則正しい食事をとることと、睡眠時間をきちんと確保して、疲れさせない体をつくることが大切です。
「マスクを着けてしまっているし、人が密集しているときに水分補給をするのが怖い・・・」といったときは、他者との距離を2m以上あけてからマスクを外し、水分補給を行うと良いそうです。
また、マスクを着けての運動などを行うときには、できるだけ気温の低い朝や夕方に行い、こまめに休憩をとりながら、息苦しくならないように体に負担をかけず行っていきましょう。
気がつかないうちに脱水症状、熱中症は起こってしまうので、普段の生活のなかで工夫をしていきながら、コロナに負けず健康に夏を乗り切りましょう!