マグネシウムの働き 

今回はクリクラに含まれるミネラル成分の1つ、マグネシウムの働きについてご紹介します。

水

マグネシウムとは

マグネシウムは、動物・植物いずれにとっても栄養上欠かすことのできない元素です。日常摂取する食品の中には多少なりとも含まれており、色々な食品を組み合わせて食べていれば、まず不足することはありません。

ところが最近、マグネシウムの少ない食事を長期にわたり続けている人では、循環器疾患、特に虚血性心疾患(心筋梗塞など)にかかる危険性が高くなることがわかってきました。

エネルギー代謝を助ける

マグネシウムにはビタミンB群が働きかける酵素の作用を更に高める効果があります。

ビタミンB群は糖質や脂質、タンパク質のエネルギー代謝に必要な酵素の働きを活発にする補酵素として働き、それにより代謝が潤滑に進み、疲労回復がはかれます。

カルシウムの量を調節する

マグネシウムは骨の骨芽細胞に働きかけて、骨の中に入るカルシウムの量を調節しています。もし、マグネシウムが不足してしまうと、骨に十分なカルシウムが行き渡らなくなってしまいます。

また、マグネシウムが不足した場合、補う為に骨や歯の貯蔵分から放出されるわけですが、一緒にマグネシウムの3~5倍のカルシウムも放出されます。

このような理由から、スカスカのもろい骨ができてしまい、骨粗鬆症といった病気になってしまいます。骨粗鬆症はカルシウム不足が原因の1つだといわれていますが、カルシウムだけでなくマグネシウムの不足にも気をつける必要があります。

更に、マグネシウムは血圧の低下に、カルシウムは血圧の上昇に相互に働きかけることで血圧を維持しています。バランスの乱れはこれら作業にも影響を及ぼすのです。

イライラを静める

マグネシウムは様々な働きで神経の興奮を抑えます。精神の安定や鎮静に働く神経伝達物質セロトニンの生成時にマグネシウムが必要とされますし、また、抗ストレスホルモンを作り出す副腎皮質の機能を助ける働きもあります。

マグネシウムやカルシウムの充足が神経の安定に繋がることから、これらを「スタビライザー(安定化剤)」などと呼んだりもします。

和食のほうがマグネシウムを摂りやすい

日本人は昔から米を中心に味噌・醤油で調味し、魚介類や野菜類・豆類、それに海藻類も取り入れた伝統的な食事構成を作りあげてきました。

都市部の住民に比べ、農・漁村の住民ではマグネシウム摂取量が多い傾向にあるという報告があります。洋風パン(パンを主食にしたという意味)と和風食(米飯が主食)とを比較すると、和風食の方がマグネシウム摂取量が多い傾向がみられます。

私たちの体内では実に様々な栄養素同士が相互に影響し合っているのです。

微量な栄養素を忘れずに、必要な量を摂るよう心掛けることはもちろん大切ですが、1つの微量栄養素にこだわって、そればかりをむやみに摂ろうと考えるのは賢明とはいえません。

 

クリクラの水は、現代の食生活に不足しがちなマグネシウムなどの4種類のミネラルを含んでいます。日々の水分補給を欠かさず健康にお過ごしください。

 

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