心と体にあわせた入浴
今回の情報は、疲れたときなどのいろいろな入浴の方法についてご紹介します。
心を落ち着かせたい
ぬるい湯は休息に関わる副交感神経を刺激し、心身を鎮め穏やかな気持ちにさせてくれます。
40℃以下の湯に、ゆっくり浸かるようにしてください。
スッキリしたい
42~43℃の湯にサッと浸かり、力を込めて身体を洗えば、気分がスッキリしてくるはず。
熱い湯は身体が活動的になり、頭や心のイライラが解消されスッキリします。
【注意】この方法は血圧や心臓に心配のある人には行わないでください。
肌が気になるときには
熱い湯は皮膚を乾燥させ、老化を早めてしまいます。
また、強く擦った肌をふやけさせるほどの長湯は好ましくありません。
ややぬるめ(39~41℃)の湯で湯上り後のお手入れもお忘れなく。
足のむくみを取りたい
水圧作用を利用するよう深く、長く浸かるのがポイントです。
深く浸かるほど効果が高まりますが、腹部にも水圧がかかるので、妊娠中は避けてください。
湯船の淵まで張ったたっぷりの湯は40℃前後のややぬるめが適温。
ぐっすり眠りたい
体温と同じくらい(36~38℃)のぬるい湯にゆっくりと浸かってください。
微温浴作用により神経は鎮まり、本来の疲れが引き出され、ゆっくり休むことができるでしょう。
もう一仕事というとき
42~43℃熱い湯が効果的です。
ただし、長湯は禁物。朝風呂もこの効果によるもので、全身の活動力を高める交感神経を刺激し、緊張感を高めていきます。
筋肉の疲れを取りたい
疲労物質を取り除くには43℃の熱めの湯に入浴して血行を良くするのが効果的。
患部に強めのシャワーを当てたり、入浴温熱とシャワーによる冷却を交互に行う交替浴も疲労回復に役立ちます。
お風呂上がりには水分補給が必要です。クリクラをコップ1杯飲みましょう。