ブラタモリに学ぶ熊本の地下水
熊本震災の一ヶ月前にNHKの人気番組「ブラタモリ」で二週にわたって熊本が取り上げられました。みられた方も多いと思います。
熊本地震のあと水前寺公園の湧水が減少したというニュースが流れましたが、あの放送をみていたので、「なるほど・・・ガッテン」がいきましたね。
熊本市は人口70万人市民が、すべて上水道を地下水でまかなう日本一の水の都市です。
その水は阿蘇に降った雨が地下にしみこんで、有明海にそそぐ地下水脈が水源になっているとは知っていましたが、その地下水脈は二階建てなっているそうです。
阿蘇山は大きな噴火を4回おこなっているそうです。
その噴火でできた堆積物の層を、ASO火砕流1~4と呼ぶそうです。
そのうち、一番新しい火砕流がおおよそ9万年前で、これをASO火砕流4と呼びます。
この火砕流の堆積物を通過して熊本市内に地下水として流れて来ているのが、水前寺界隈に湧水している地下水のようです。(これはあくまで私の推測です)
もう一つ12万年前に起こった噴火の、ASO火砕流3の中を地下水として流れて来ているのが、健軍水源地の5号井などだそうです。
テレビでは普段は立ち入りできない健軍水源地5号井の中まで見せてくれました。
この健軍水源地5号井は一日に15,000立方メートルの水を自噴している世界一の自噴井戸だそうですよ。ちなみに、この井戸一本で熊本市民6万人分をまかなえるそうです。
熊本は水の都だと本当に思いますが、地震一発で地下水の流れも変わるようです。
本当に天災っておそろしいですね。
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