お風呂はヒートショックにご用心

お風呂

皆様こんにちは。

少しずつ暖かくなってきましたが、まだ朝や夜は寒い日が続きますので、毎日お風呂で温まるのが日課だという方も多いと思います。

ただ、この冬の時期に多い入浴時の危険「ヒートショック」をご存知でしょうか。

特にご高齢の方に多い事故ですので、ご自身やご家族の身を守るためにもぜひ参考にしていただければ幸いです。

 

近年増加しているヒートショックとは?

ヒートショックとは、急激な温度の変化により血圧が大きく変動して体に負担がかかることで、脳出血や脳梗塞、心筋梗塞などの深刻な疾患につながる危険な症状です。

特に冬場の冷え込んだ浴室・トイレ・洗面室など極端な温度差がある場所で起こりやすく、入浴中の事故死を招く大きな一因と言われています。

近年は特に家庭の浴槽で亡くなる方が増加しており、消費者庁のデータによると、平成27年には11年前の平成16年に比べ、家庭の浴槽での溺死者数が約1.7倍にも増加しています。

 

ヒートショックが起きるまで


①暖房の効いた暖かい部屋 (血圧安定)
②寒い脱衣所 (血圧上昇)
③さらに寒い浴室 (さらに血圧上昇)
④熱めの浴槽(急激な血圧低下)

 

冬場の場合、暖房の効いたリビングから寒い脱衣所に移動し、浴室に入る時などに体が温度変化に耐えきれずヒートショックが起こりやすいそうです。

脱衣所や浴室が寒いと、体が寒さに対応するために血圧が大きく上昇します。

その後、湯船に浸かり急激に体が温まると血管が広がり血圧が下降します。

特に10℃以上の温度差がある環境は特に危険だそうです。

また、入浴時に限らず夜中にトイレに行く際などにも注意が必要です。

 

ヒートショックを防ぐ7つの対策


①入浴前に脱衣所や浴室を暖める
②入浴前と入浴後に水分補給を
③お湯は41℃以下、お湯に浸かる時間は10分までが目安
④浴槽から急に立ち上がらない
⑤飲酒後や食後の入浴は控える
⑥精神安定剤、睡眠薬などの服用後入浴は危険なので控える
⑦入浴時は家族・同居者と声を掛け合う

 

いかがだったでしょうか。

身近に潜むヒートショックですが、お風呂は心も体も休まる時間だという方も多くいらっしゃると思います。

今回ご紹介したらヒートショックの予防法をぜひ実践していただき、安全で快適な入浴で疲れを癒して頂けた幸いです。

ぜひ湯上りのクリクラもお楽しみください♪

 

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