サウナの上手な入り方
10月の声を聞くと不思議に暑かった日々が、遠い昔日のような気がしますね。
巷では運動会などが催され、秋の風物詩がくりひろげられています。
これから冬になり、寒くなると恋しくなる温泉。
その中で併設されているケースが多いサウナは汗をかくことでストレス解消や自律神経の調整など様々な効能があります。
でも正しい入浴の仕方は案外知られていません。
今回の情報は、サウナの効能と正しい入り方についてお知らせします。
温泉やスーパー銭湯には、サウナ施設が併設されていて、500円前後で利用できるようになりましたよね。第三セクター方式で市町村に温泉センターができたり、街中にスーパー銭湯が出来てからは、サウナは本当に身近になりました。
昔は宮崎のビジネスホテルには、大型入浴施設が併設されていて、その施設のサウナを利用したくて、定期的にそのホテルを定宿していました。懐かしい思い出です。
サウナの発症は2,000年前のフィンランド
さて、サウナの発祥は約2,000年前に北欧フィンランドで誕生したそうです。
本場フィンランドのサウナは浴室を80度から90度、湿度を0%から10%に抑え、高温乾燥状態にしているから10分から15分入浴できるそうです。
私もサウナが大好きで、高温多湿状態にし、無理して汗をかいて、がまん大会の様相で時計を見ながら入っていましたが、どうもこの入浴の仕方は間違いのようです。
以下にサウナ入浴の際の心得をまとめました。
サウナ入浴の心得
入浴前の心得
高血圧(血圧値の上が180、下が100程度)や心臓機能の低下している人は避けた方が無難。
入浴中の心得
- 10分から15分の入浴を目安とする
- 無理をせず苦しくなったらすぐに出る
- 上部席と下部席では30度ぐらい温度差があるので、無理せず温度の低い下部席でのんびり入浴を楽しむ
- もし空いていれば、寝転んで入浴をすれば、体全体を温められるので更に効果を期待できる
- 温度と湿度が高すぎないかチェックする
汗をかくために熱源にぬれたタオルを絞って水蒸気を発生させ多湿状態を作っている方もいるが、本当はマナー違反です。
温度は80度から90度、湿度10%が目安。もの足りないぐらいでゆっくりが、健康増進になるのだとか。しかし日本のサウナは100度前後になっているそう…
入浴後の心得
- 体を冷ます際は無理なくおこなう
サウナの横には、必ず冷水の浴槽が配置されており、いっぱい汗をかいて冷水に浸かって新陳代謝を上げるようになっているが、新陳代謝も上がる代わりに、急に体温が下がり、心不全や不整脈になるリスクもあります。
心臓に不安のある人、太り気味の人は、無理をせず自然に体を冷まして、シャワーを使って汗を流す方が良いそうです。
- 入浴後は速やかにミネラルウォーターなどで水分を補給する
サウナ入浴後は、大量の水分とミネラルを体から失うので、血液濃度が高くなり脳梗塞のリスクが上がりやすくなります。
サウナの効能
- 乾燥肌の改善
サウナに10分間入浴すると、約1リットルの汗が出るため、全身の毛穴から汚れや古い皮脂が排泄され、皮膚の血流が改善されるそうです。肌の潤いが良くなり、乾燥肌や皮膚病の症状改善に役立ちます。
- 新陳代謝が促進され腎臓や肝臓機能が向上
- 糖尿病、痛風、メタボリック症候群などの症状改善
- 食べ過ぎの抑制
夕食前にサウナに入ると、自律神経のうち交感神経を刺激するので、反対の副交感神経が抑圧され食欲が低減し、食べすぎを防止してくれます。
以上が、サウナ入浴の心得と期待できる効能ですが、調べていて驚いたのは、入浴の仕方の「多湿にしない」ということでしょうか。
汗をいっぱいかいて、冷水風呂に入ることを3回繰り返すことが、今まで入浴のマニュアルと思っていましたので、少し改めたいと思いました。
それと最上部席で、「うんうん」とうなってがまんして入浴していたのも、少し改めるつもりです。
いずれにせよ、入浴後はよく冷えたクリクラウォーターがいいと思いますが、なかなか施設まで持ち込めませんよね。ご自宅に帰ってからご愛飲よろしくお願いします。