夏休みの自由研究、テーマはどう決める?
皆さんこんにちは。夏休みシーズンの到来ですね。お子さんにとっては楽しい夏休みですが、一方でお子さんの宿題の進み具合が心配だというお父さんお母さんもいらっしゃるのではないでしょうか。その中でも強敵なのは自由研究・・・
毎年大変だなぁと感じている方も親御さんも多いと思いますが、自由研究に取り組むことは本来、お子様の自主性、問題解決力などを鍛えてくれる効果があるそうです。
そこで今回は、自由研究の最初の関門「テーマ決め」について、決め方のポイントを調べてみました。
テーマ選びのポイントは?
自由研究の主役であるお子さん自身が、楽しく取り組めるテーマかどうかがポイントだそうです。そうすることで、大変な自由研究も最後まで投げ出さずに取り組むことができます。
お子さん自身で調べたいテーマが浮かんだら、その段階で実際に調べられるテーマかどうか、かかる日数や費用に無理がないかなどをお父さんお母さんが一度確認してあげると良いようです。
パターン1 日頃の素朴な疑問をテーマに
お子さんが日常感じているちょっとした疑問があれば、それをテーマにしてしまえばOKです。例えば、「納豆はどうしてネバネバするの?」「虹はどうしてできるの?」など、素朴な疑問で良いそうです。すぐに浮かばない場合は、近所をお散歩してみましょう。目に映る様々なものを改めて観察してみることで、「なぜ?」と思うことが浮かんでくるかもしれません。
パターン2 大好きなことからネタ探し
お子さんの大好きなことは何でしょうか。食べ物、乗り物、どうぶつ、植物など、何でもいいので、自由研究のテーマに結び付けられないか考えてみましょう。
例えば、電車が好きなお子様は、「電車が動く仕組み」「電車の歴史」など、なんでもOKです。
もしくは、大まかな方向性から絞っていくのも手です。例えば、一言に自由研究といっても理科系か社会系か、調べ方は実験、調べ学習、観察、工作などさまざまです。お子さんが得意な(もしくは向いていそうな)分野で絞っていくと、その後の研究もすすめやすいですね。
パターン3 教科書からヒントを見つける
普段学校で使っている教科書は、ネタの宝庫。教科書の中で気になるキーワード、もう少し深く知りたいと思うことなどを探してみましょう。学校で習ったことでも、教科書に載っていることを更に深堀りして調べてみると、案外面白いかもしれません。社会や国語の教科書などは、題材を見つけるのに特に良いようです。
パターン4 家族でおでかけ!工場見学
九州内には、見学可能な工場が意外と多くあります。お菓子やジュース、ビールの工場など様々ですので、まずは「工場見学 九州」で調べてみてはいかがでしょうか。
現地で見たこと、聞いたことは、写真やメモに残しておくことで、帰ってからのまとめがしやすくなりますね。一日で効率よく学習ができますし、大人も楽しめるので、旅行も兼ねることができて一石二鳥間違いなしです!施設によっては事前予約が必要ですので、早めに調べてみることをおススメします。
テーマを決めたら、下準備からはじめよう!
テーマが決まれば、あとはどんどん進めていくだけですね!
と、その前に、まずは、揃えておくべき道具や、どのような手順で研究を行えばよいか等の下調べをしましょう。インターネットや本を活用すると便利ですね。
ここまで、テーマ決めから下準備までしっかりと行えば、研究の流れがグンとスムーズになります☆
クリクラ南九州スタッフに聞いた「思い出の自由研究は?」
クリクラ南九州のスタッフにアンケート形式で、思い出に残っている自由研究について聞いてみました。
- 初めての自由研究は、海で貝殻を集めて、何の貝殻なのか調べて標本を作りました。貝殻集めが楽しくて、ワクワクしながらすすめることができました。ただ、最後は父のおかげで上手に出来過ぎてしまい泣きました・・・今では良い思い出です。(小1の頃)
- ペットボトルロケットを作って、どこまで飛ぶかを調べました。仕事で忙しい両親が、丸一日自由研究に付き合ってくれたことや、その後、海でBBQや花火をしたのがとても楽しかったです。(小6の頃)
- クワガタの種類や生息場所について調べました。朝から取ってきたクワガタを工作として作ったカゴに入れて育てました。(小2の頃)
- 息子と一緒にカブトムシについての研究をしました。夕方にいろんな餌をつくって1本の木に仕掛け、翌日早朝から取りに行って、どの餌に一番集まったかを研究しました。あまりにも集まり過ぎて、まだまだカブトムシも山の中にいるんだと、親もびっくりしました!結局、取ったカブトムシを大きい箱に入れて、どの餌に集まったのかを再度調べました。(小3の息子と)
- 小学校低学年の頃、10円玉をいろいろな液体で磨きました。レモン以外は大したことはなかったです・・・。(小学校低学年)
- 吉野ヶ里遺跡の探訪を小4くらいで行いました。卑弥呼は佐賀か奈良、どちらにいたのか謎は深まるばかりでした・・・(小学校中学年)
- アサガオを育てて、朝何時に咲いて何時にしおれるか観察しました。少し目を離している間に咲いて、少し目を離している間にしおれてしまいました・・・(小1の頃)
- 蝶やクワガタを育てました。虫がいっぱい湧いて嫌いになりました・・・(小4の頃)
- 神話の体系について調べました。各地域での共通性があることがわかりました。(小6の頃)
- 氷が解けるのを塩をかけた場合と砂糖をかけた場合で観察をしました。夏休み最後に慌てて作ったのを覚えています。(小3の頃)
- 夏空が好きだったので、うろこ雲が出てからどのくらいの確率で翌日に雨が降るかの観察をしました。(小4の頃)
- 熊本の有名な川「白川」の上流から下流までの各場所の水の濁り方や、砂や石の変化などを調べました。(小5の頃)
- 山に草花を採りに行き、押し花にして植物採集の研究をしました。自然の中で色々見つける楽しさがありました。(小1の頃)
- 食べられる山菜、きのこ、葉っぱを集めて図鑑作り。(小3の頃)
- 動物園に行って、サルの種類を図鑑にしました。(小4の頃)
- 恐竜の化石を見に行き、時代ごとに写真とその恐竜について調べました。(小5の頃)
- 上野原遺跡に行って、地層ごとの時代の文化等をまとめました。ここでは色々なものを見たり、体験ができたりするので、興味がある子には楽しめると思います。(小6の頃)
- 岩石の標本を制作しました。校内で賞を頂いたので特に思い出に残っています。(中1の頃)
- 切り花を色々なものを入れた水につけて、どれが一番長持ちするか比較しました。(小5の頃)
- 自分の子供たちにもさせましたが、お酢を使って卵をプヨプヨにする実験です。約1週間ほど涼しい場所にひたひたのお酢の中に入れた卵の観察をしました。(2日に1回お酢の入れ換えが必要)。当時プヨプヨ卵が流行っていました。卵の殻がシュワシュワ溶けていく様子が面白かったです。出来上がったプヨプヨ卵の感触が今でも忘れられません!(小2の頃)
- 花の咲く様子を観察しました。朝から夕方までの花の1日の動きを見て、こんな風に育てるのかと感心したような記憶があります。(小1の頃)
- (良い子は絶対に真似しないでください。)人間はどれだけ目が悪くなるのか、①至近距離でテレビを見る、②暗い部屋で本を読んだりゲームをする、③お風呂やプールで目を開ける・・・をひたすら繰り返す。今現在、視力が0.01とかなり悪いので、少しの後悔と、研究結果が出たかな・・・という思いです。(小4の頃)
- 植物採集。図鑑で調べて、植物の名前や種類を書き、採取場所も書いていました。種類が多かったので、分厚い冊子になり調べるのが夜通しでキツイ思い出があったが、6年間表彰されていたので、やって良かったと思いました。(小1~6年)
- ピタゴラスイッチ。段ボールや色々な材料を使ってビー玉を転がして、いろんな仕掛けが作動するように自分でアレンジして作っていました。(小4~6年)
- 山鹿にある装飾古墳館に行って、文明の進化の歴史についてまとめました。(小6の頃)
いかがでしたでしょうか。
夏休みも終わりに近づくと、宿題が終わっていない焦りや、楽しい夏休みが終わってしまう何とも言えない寂しい気持ちになりますよね。
早目に宿題が終われば、より一層夏休みを満喫できるはず!
遊びに勉強に、思い出いっぱいの楽しい夏休みになりますように。