手の潤いを保つ為に
10月になり、肌寒い季節がやってきましたね。
今回は、冬が来る前に、手の潤いを一冬中保つためのケア情報をお届けします。
天気が冬型になると空気が乾燥して肌が乾燥してきますね。
一日中肌が露出している顔と手は最低でも一日一回はクリームを塗ってケアをしたいところです。
しかし、つい忘れがちになり、冬本番であかぎれになってから、あわててハンドクリームなどを塗ってしまいがちです。
冬が来る前の今のうちから、正しいお手入れの癖をつけておいてくださいね。
中高年こそお手入れを
つらの皮が厚いと言いますが、本当は皮膚の一番上の表皮は、0.1mm~0.4mmと薄く、表面は酸性に保たれていて体を守るバリアになっています。
若いときは代謝が盛んで皮脂腺から脂分が供給され、皮膚本来の防御作用がありますが、中高年になるとこうした皮膚の潤い作用が衰えて乾燥肌になってしまいます。
更に冬場は、外気も乾燥している上に、室内ではエアコン暖房をしていますので、外も内も乾燥状態になっています。
もう中高年の肌は、バリバリに乾燥して、体を守りきれなくなっています。
特に水仕事の多い女性は、手についている水分の気化熱で、手の表面の温度が下がり、しもやけ・あかぎれを起こしやすくなります。
また昨年からのインフルエンザ対策で、職場や公共施設には、アルコールの入った除菌剤や薬用石鹸を置いてあり、手洗いの頻度も増えています。これも手あれの原因になっています。
このように私たちの周りは、肌や手の表皮を傷める環境にあるようです。その上、新陳代謝が悪くなっている中高年は、もう大変ですね。
新型感染症流行時代に肌を守る手洗いのポイント
1.薬用石鹸と手洗い石鹸を用意
外出から帰ったら、殺菌効果のある薬用石鹸で、それ以外の時は、刺激の少ない固形石鹸で手洗いをします。
2.手を洗う水は、熱すぎず冷たすぎず
冬だからと熱いお湯で洗わない。しかし、冷たすぎる水も避けます。流水だけですませても大丈夫です。室内にいるときは、石鹸を使わずに水洗いだけで済ませても大丈夫です。
3.洗いすぎない、乾かさない
水分が残って濡れている時間が長いと、肌荒れしやすくなるので、やわらかいタオルですぐに拭きます。髪などを乾かすドライヤーなども、髪に当たるときに、手にも当たるので、手が必要以上に乾燥してしまいがち、ドライヤーの長時間使用は避けます。
4.こまめにハンドクリームを塗る
できれば洗うたびに塗るのが理想ですが、難しいときは毎晩寝る前に塗って休みます。
効果的なハンドマッサージ
ハンドクリームを塗りこむだけでは、まだ効果は半分です。あわせてハンドマッサージをおこない、手の潤いを保ってください。
- ハンドクリーム適量を手の甲にとる
- 手のひらを使ってしっかりとすり込むようになじませる
- 指の一本一本に丁寧に塗り伸ばし、爪にもすり込む
- 手のひら、指の又は特に乾燥しやすいので、忘れず必ずケアする
寒いとあまり汗をかかない為、水分補給の必要性を感じなくなりますが、体は意外と乾燥しがちです。
肌の潤いは水分とも密接な関係があります。
化粧水による保湿も大切ですが、体の中に水分をしっかりと補給することでより効果的な保湿ケアができますので、クリクラで水分補給をしながら肌のケアをしていきましょう。