賢い洗濯術
衣替えのシーズンがやってきました。
一昔前は5月に入ってで充分間に合ったのですが、最近は温暖化の影響でしょうか少し早くなっていますね。
タンスから洋服を出したら「黄ばんで着れない」とがっかりする事も。
そこで、今回は衣替えの前に賢い洗濯術をご紹介します。
洗濯は「押し洗い」
衣類は洗えば洗うほど傷んでいくものです。
特に洗濯機で洗うと傷み、消耗は激しいものです。大事なものほど、押し洗いで洗いましょう。
シャツの汚れをきれいに?
毎日着るシャツ。襟汚れって、汚れがどんどん蓄積されて中々取れなくなってきますよね。
襟汚れをきれいにするコツは、「酸素系漂白剤」を使うことだといいます。
方法としては、まず襟の黄ばんだ部分をお湯で濡らします。
そこに酸素系漂白剤を付け、更にお湯で濡らしてから、しばらく置いておき、後は洗濯機で洗うと良いそうです。漂白剤を浸透させる時間は長ければ長いほどGOODです。
冬物を上手に洗うには?
冬物製品を家で洗うといえば、代表されるのはやはりセーターですよね。
セーターは直接肌に当たる部分が少ないので、埃による汚
れが大半。
家庭で洗う場合は、ウール洗い用の洗剤を使い、洗濯機を使わず、バケツに入れて押し洗いするのが一番です。
押し洗いをして、かるく絞った後は家庭用乾燥機で2~3分まわすとシワが伸びて、ふんわりと仕上がります。
ポケットの掃除は?
洗う前に、衣類をチェックする「前処理」が大事です。
前処理での重要ポイントはポケット。ポケットの中をきちんと掃除してから洗濯をする。
ポケットの掃除は意外と盲点であり、ちゃんと掃除をしている方は少ないはず。
これは埃から汚れが出て、水全体が汚れるのを防ぐためなのです。特にカーディガンやブレザーなどは要チェックです。
油シミをきれいに落とすには?
小さいお子様がいるお宅には特に油シミは多いものですよね。これも中々落ちず、本当に困ってしまいますよね。
こんなときの裏ワザ!
実は油分を分解する力がある「食器用洗剤」を使用することです。
シミ部分に少しだけ食器用洗剤を塗ります。そして、指先で軽くもんだ後、洗濯機で洗います。ポリエステルや綿素材のものは丈夫で熱にも強いので、落ちやすいのです。
クリーニング店を上手に使う
大事な衣類ほど、実はクリーニング店におまかせした方がいいのです。
やはり、そこはプロ。衣類の素材に一番適した洗い方をしてくれるからです。
更に、季節物など、大体の人はシーズンが終わったらクリーニングに出しますよね。
実は1シーズン着続けると結構汚れが溜まってしまいます。お値段が少々かかりますが、1シーズンに最低でも2回ほどはクリーニングに出すのがオススメ。
特に、コートやダウンコートなどは家庭では絶対洗えないものです。まめに出すのがよいでしょう。大切で長く着たい物ほど、こまめにクリーニングを利用してみましょう。
良いクリーニング店の見分け方、それは、洗濯後の洋服のポケットを確認して、しっかり掃除してくれるお店はやはり仕事が丁寧なのだとか!
クリーニングから戻ってきたら一度チェックしてみてください。