質の高い睡眠を取るには
日本人の平均睡眠時間は7時間ですが、ここ30年で1時間ほど短くなりました。
高度経済成長やテレビなどの普及が要因ですが、それにあわせて不眠を訴える人も多くなってきています。
医学的には、日本人の必要平均睡眠時間は6時間~8時間で、自分に適した睡眠を取れればよいようです。
それよりも大切なのは、眠りの質だと言われています。
次の表は「睡眠時無呼吸症候群をチェックする、睡眠負債測定テスト」です。
このチェックリストで合計点が10点を超えた場合は、睡眠不足か、そもそもの睡眠が浅い可能性があります。
このチェックシートで、もし10点を超える場合は、睡眠不足の可能性があるといわれています。
そこで、快適な睡眠を取るためのポイントを調べますと、それは「早寝早起き」ではなく、「早起き、その為の早寝」だそうです。
つまり、まず何時に起きるかを決めて、必要な睡眠時間を決め、その時間に合わせて寝る時間を決めると質の高い睡眠の取れる体制になるということです。
なるほどと思ったのは、ゴルフでも上級者とアベレージゴルファーの差は上級者はピンの位置から逆算して、第一打を打つ場所を決めるらしい・・・ということ。
アベレージゴルファーはティーグランドから考えるといわれます。
睡眠のプロも後ろから逆算なんですね・・・(もしかして、人生も後ろから考えたら、もっと違う答えが・・・)
次が「質の高い睡眠を取るため七ヵ条」です。
質の高い睡眠をとるための七ヵ条
第一条
昼間の眠気の具合を調べ、睡眠が足りているか確認
第二条
自然な昼間の眠気は15分程度の仮眠や、コーヒーなどのカフェイン飲料で乗り切る
第三条
起きる時間をまず決めて「早起き早寝」を心掛ける
第四条
入浴は就寝30分前までに、ぬるめ(38~40℃)のお風呂にゆっくり浸かる
第五条
朝は朝日を浴びて、体内時計をリセットする習慣をつける
(早起きの習慣付けと体を活動しやすい体質にするため)
第六条
眠れない場合は無理に寝ようとせず、寝床を離れて本を読むなり気分転換をするとよい
第七条
眠れないことに過度の不安を抱かない
以上が、質の高い睡眠を取るための情報でしたが、一般的に高齢者ほど睡眠時間が短くなっていきますので、過度に眠れないとか心配しないことが肝要とのことでした。