還元水ってなに?
人の身体を錆びさせるといわれる活性酸素と、その活性酸素を中和させる機能があるといわれる還元水。その性質と効果は一体どのようなものなのでしょうか。
今回はよく耳にする「還元水」についてお知らせします。
活性酸素と還元水
「活性酸素」という言葉は「還元水」より、よく耳にするのではないでしょうか。
酸素には酸化作用があり、包丁など金属を錆びさせるように人の身体を錆びさせて老化やがん細胞の発生を促進させる働きがあるといわれています。
超悪玉の活性酸素ですが、悪玉と決めつける前にプラス効果もあることをまず理解しておくべきだと思います。
最近の研究ではビタミンAやEベータカロテン等の抗酸化サプリメントを摂っている人はそうでない人より死亡リスクが高いという報告が海外の科学誌に報告がありました。
活性酸素は細胞の膜を傷つけることやDNAを傷つけることが強調されていますが、プラス効果として、免疫細胞から発生し、細菌やウィルスを攻撃する機能を持っています。
また、女性の排卵時に卵子の出口を作ることや血管を広げる役割もあります。活性酸素も健康面では果たす役割があるようです。
人の身体はバランスよくできていて、普通は呼吸で摂り入れられて酸素の2%が活性酸素化しますが、余分な活性酸素は体内の抗酸化物質により分解されます。
しかし、ストレスや不健康な生活を続けると過度の活性酸素を体内に蓄えやすくなると言われています。
このような活性酸素が多くなった身体を活性水素の多く入った商品で中和させる機能があるといわれているのが、「還元水」です。
還元水の性質と効果
「還元」とは酸化された物質を元に戻すという意味です。一番有名な還元剤が水素です。
ミネラルウォーターの中には自然の中で活性水素が多く含まれていると謳う商品もありますが、ほとんどは人工的に活性水素を多く含む水を作っているようです。
この仕組みは水を電気分解すると、含まれる物質はマイナスかプラスの性質を持っている為にマイナス側にはカルシウムイオンやマグネシウムイオンが集まり、アルカリイオンの水ができる仕組みです。このアルカリイオン水は水素イオンを豊富に含みます。
ここから先は企業秘密のようですが、この水素イオンを豊富に含むアルカリイオン水を活性水素を豊富に含ませる水にしたのが還元水です。
医学的な効用はまだ立証されていませんが、活性酸素が少ない為、この水を使って炊いたご飯は黄ばみ化が少ないとか、切花が長持ちするという効果があるようです。
実はクリクラ水でもご飯を炊くとご飯が立ち、黄ばみ化も少ないのを経験された方も多いと思います。なぜ、還元水と同じような効果があるのでしょうか?
クリクラ水は逆浸透膜でろ過をするときに、ほとんどの物質をろ過します。水の中に含まれている酸化した物質をろ過してしまうのが、結果として、還元水を表す酸化還元電位率が低くなるのだと思います。
ちなみに酸化還元電位率は100%酸化されたときの電位は820ミリボルトです。
一般的な水道水は地域によってバラツキがありますが、300ミリボルトから500ミリボルトです。これは塩素で殺菌するときに酸化して殺菌するから高くなったわけです。
自然湧水では150ミリボルトからマイナス50ミリボルトと低いようです。これは地下水が空気に触れないから酸化してないことを示しています。
クリクラの水は一般のミネラルウォーターとほぼ同じレベルの200ミリボルトを設定して生産しています。
還元水ではありませんが、酸化還元率は低レベルですので安心してお使いください。
まだ、解明されてない部分が多くありますが、還元率の低い水は酸化する力が弱いので、料理が色鮮やかにでたり、臭いが抑えられたり、日持ちすることは間違いないようです。