浄水器と改質器の水、どちらがからだによい? その2
前回に引き続き、からだによい水を作る装置について、いくつか取り上げ、その特徴を説明します。
今回は、電気で水を活性化する装置についてです。
磁力を使った改質器
一般的に協力な磁界の間に通水し、水中にある不純物を取り除き、水を活性化するものです。
実験では水の磁気処理はその効果もデータのバラつきも大きく、再現性があまり良くありません。飲んだり、ご飯を炊いてみてもその違いがはっきりしません。
ミネラル還元装置
水槽に入れた二つの電極に高周波電圧をかけることで水がPH変化を起こさない全体還元方式です。
この方法では水処理に先立って医王石(必須ミネラルの固まり)などのミネラル成分をあらかじめ混入させるので高周波の還元作用により、これが適当に溶け込み、ミネラルリッチな水を作ることができます。
また、強い還元作用により、水のORP(酸化還元電位)を広範囲に変化させることができますので、いろいろな生理効果も期待できます。
電子水成器
誘導エネルギーを利用したもので、高電圧を加えたものがあります。
誘導エネルギーを利用したものにπ(パイ)ウォーター(学術的に認知された名称ではない)があり、これはある種の鉄塩によって誘導された状態に2価、3価の鉄塩を入れると活性状態を保つというものです。
なお、このπ(パイ)ウォーターは元名古屋大学の先生が提唱した生体水ということですが、理論が明確ではありません。
しかし、生体水が体の健康に役立ったという報告もいくつかあるようです。
これらの機器は使っているうちに徐々に汚れてきますので、定期的に管理(清掃等、手入れ)する必要があります。
以上のように、市場にはさまざまな浄水器・改質器がありますが、最終的には自分に合った水(機械)を選ぶことが大切です。
クリクラの水は、以前紹介した活性炭や中空糸膜で浄水した水よりも、細かい逆浸透膜(RO)を使って、1万分の1ミクロンまで不純物を取り除きます。
逆浸透膜のシステムでは、H₂O以外のほとんど全ての不純物を取り除きます。
この不純物のないH₂Oに、4種のミネラル成分をバランスよくあわせてお届けしています。
お手入れも、年に1回サーバーを洗浄して、安心して利用いただけるように努力しています。
参考 『トコトンやさしい水の本』谷腰欣司 著