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深夜の食事は太るといわれていますが、その真相は・・・?
「太る原因」をレポートしました。

太る人と太らない人の違いは「いつ食べるか」にあった!?

ご飯
一日三食をきちんと食べても、太る人と太らない人がいますよね。何か不公平だと思っていませんか?

この理由を調べた先生がいました。その先生の分析では一日の摂取量の約半分を夕食で摂っている人が一番太る確率が高くなり、逆に朝食で同じ量を摂取する人には太る傾向は見当たらなかったそうです。

同じようなデータが医学でもあるそうです。糖尿病の原因になるヘモグロビンの値が高い人の臨床試験で、一年後に値が下がった人の多くが夕食のカロリーを朝食より2割程度減らした人だったそうです。

今までは健康管理的に何を食べたらいいか、何を食べたら悪いかという情報がほとんどでしたが、その情報と同じぐらい「いつ食べるのか」が大切なことのようです。

いつ食べたらいいかという体内の仕組みは人間が本来持つ機能(自律神経)の体内時計が作り出すリズムと食事がバランスよく一致すると、吸収と代謝のバランスが保たれ、同じ量を摂取しても太る人と太らない人がでるようです。

夜10時以降の食事はなぜ太るのか?

人の身体には体内時計の働きを司るタンパク質があります。

このタンパク質は午後10時頃から深夜にかけて昼間の20倍にも増えるそうです。

さらにこのタンパク質は細胞に脂肪を溜め込む性質を持っているそうです。

残業などで夕食が10時以降になるのが続いて、ある日、気がついたら体重が3kgぐらい増えてしまった・・・このような体験はありませんか?

その原因はこの体内時計のタンパク質にありました。

とはいえ、10時以降は食事をしてはいけないと思っても、ついつい誘惑に負け寝る前にスイーツをぱくり。後で後悔することってありますよね。

筆者も甘党ですが、こんな時は水(クリクラ)を飲むのが効果的です。

それと仕事などで、どうしても遅い時間に食事をする時は最初に水(クリクラ)をコップ一杯飲んで、次に炭水化物であるご飯類をゆっくり噛んで、早くブドウ糖に変化させて、摂取量を控えめにするしかありません。

しかし、どうしてもという場合、無理な食事制限はストレスとなり、体内時計やホルモン等のバランスが悪くなり逆効果になるので「今日は仕方がない!」と腹を決めて適度に食事をして、翌日から(ここがポイント)バランスの摂れた食事に心掛ける方が、ストレスが溜まらず長続きするようです。

体内時計をうまく利用しよう

もう一つ情報ですが、体内時計をうまく利用すれば、食事制限のある食事や不足栄養分を効率よく摂取できるようです。

例えば、高血圧の原因になる塩分摂取ですが、体内時計が作り出すバランスで、尿に排出される塩分は、夜の方が朝に比べて2割ほど多くなるそうです。

この現象を逆手にとって、朝とお昼は塩分控えめで、夜は普通の味付けで人生の喜びを味わうという生活もできます。(もっとも医者の指導に基づいての食事療法です)

同じように体内時計を利用した薬の飲み方として、骨が夜作られ、朝に体内で吸収されるリズムを利用して、カルシウム剤などは夕方に飲むようにしているのも体内時計を使った治療法です。

ダイエットをしたいとお思いの方が多いと思いますが、体内時計を意識した食生活と適度な運動とクリクラで無理なく適正体重を目指しませんか?

体内時計に合わせた食べ方まとめ

  • 夕食を減らして朝食を多めにする
  • 夜遅くは脂肪になりやすい献立は避ける
  • 昼夜を通じて不規則な食生活は改める
  • 骨の形成を促すカルシウム分は夕方に摂取する
  • 朝食と昼食の塩分は少なめにし、夕食は普通にする
  • 体内時計のズレで体調が優れない時は、食生活を改善する

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